手作り石けんは保湿効果が高く、
お肌にも優しいのですが、
いったん水に浸かると、
置いている場所の湿度、
温度によって溶けやすいという
性質も持っています。
すぐちっちゃくなってしまう・・・
というお声をいただきましたので
溶けにくい硬い石けんにするには・・
を考え、バター系のオイルを配合することに。
バター系の種類は、マンゴーバター、
アボカドバター、ココアバター、シアバター、
アロエバター、ムルムルバター等があり、
それぞれのバターの特徴を調べ、
価格的なことも考え、ココアバターを
使うことにしました。
ココアバターの中には、ステアリン酸と
パルミチン酸が多く含まれています。
二つの脂肪酸の特徴は、
「冷水では溶けにくく洗浄力を
発揮しにくいのですが、温水では
しっかりと洗浄力があり、崩れにくい
石けんになり、酸化安定性に優れています。
泡立ちはあまり良くないですが、
いったん立った泡は持続し安定するが、
あまり多く配合し過ぎると硬いけれど、
返ってもろく割れてしまう石けんになる」
となっています。
石鹸の溶け崩れを防ぐためには、
全体オイルの10%程度入れれば
硬い石けんが出来るようですが、
ココアバターは、強力なカバー力があり、
皮膚のうえにしっかりとのって薄い膜を
作るという性質もあるので、重たくなりすぎても
いけないと思ったので、まずは5%の配合から
試してみることに。
ココアバターを配合しても、外観は何も
変わらないですが、実際使ってみて、
以前より溶けにくくなったと思います。
使い心地を観察し、次回は10%配合した
石けんも作ってみたいと思います。
コメントを残す